理事長所信

はじめに

2011年、長い不況に追い打ちをかけるように日本は東日本大震災という未曾有の大震災により甚大な被害を受けました。日本中が被災地支援、復興のためにひとつになった年でもあります。また、日本だけでなく世界中からの支援を受け人の絆を感じることのできた年でもありました。2012年は、復興元年と呼ばれたように、まだまだ終わらない震災復興のなか人々が希望や元気を取り戻そうと思う年となりました。この年に開催されたロンドンオリンピックでも日本の選手が活躍し、日本人に元気を与えてくれました。

2013年、まだまだ不況から抜け出せないこの時代、人々が夢と希望を求めているこの時代だからこそ、1949年に戦後復興のなか日本の青年会議所が発足し20才から40才の青年が活躍してきた様に、私たち青年世代が不退転の決意を持って未来への希望が満ち溢れる魅力あるまちづくりをおこなっていくことが必要だと考えます。

 

箕面青年会議所運動の原点 

社団法人箕面青年会議所(箕面JC)の定款第3条では、「この法人は、地域社会と国家の健全な発展を目指し、国際的理解を深め世界の平和と繁栄に寄与することを目的とする。」と謳っているように、教育・福祉・環境・芸術・文化・国際交流等様々な分野において地域社会の直面する諸問題を解決しより良いまちづくりにつながる事業を実施する事で、明るい豊かなまちづくりをおこなっています。

箕面JCは1967年に全国355番目の青年会議所として誕生しました。今から46年前、私が生まれるずっと前からこの箕面の地で「明るい豊かな社会の実現」のために日々活動を続けてきたのです。

青年会議所の活動は、毎年その年の目標をたてて活動をおこなっていますが、目的は46年変わらずにきました。箕面JCの活動は、現在まで先輩諸兄により引き継がれてきた経験と知識を引継ぎ、今の時代に沿ったものに変化し、そこから得た新しい知識を次の世代に引き継ぎながらおこなわれています。私たち現役会員は、先輩諸兄がいままで私たちにしてくれたように、これからも知識と経験を引き継ぎ、箕面のまちのために邁進していくことで、なによりも箕面のまちに対する熱い思いを受け継いでいく事ができると考えます。

箕面の歴史と共に運動・活動を続けてきた箕面JCだからこそ、私たちは箕面の未来につなかがる運動・活動をおこなってまいります。

 

箕面市の持つ魅力

 箕面市は緑豊かな本当に素晴らしいまちです。私も幼少のころよく両親に、箕面滝道に連れて行ってもらい川遊びをしたことを覚えています。今思えば、そういった自然の中で家族と共有する時間に、父親のたくましさ、母親のやさしさにふれ家族の暖かさを感じていたように思います。近年、日本全国で都市開発が進み子どもたちが自然と触れ合える場所も減ってきているように思います。箕面市でも私の幼少のころと比べ少しずつですが自然は減り、子どもたちの遊び場は必然的に人工的に造られた公園になっています。もちろん、公園が駄目だというわけではありません。ですが、わたしが子どものころ感じたような家族と共有する暖かな空間は自然の中でこそより深く感じることができると私は考えます。また、そういった経験をする事で自然を愛し自然を慈しむ心が身につくのではないでしょうか。

 箕面市は、都市の機能と明治の森箕面国定公園をはじめとする自然が共存する素晴らしいまちです。また、箕面市は「子育てしやすさ日本一」にするために様々な施策をおこなっています。しかし、これは子どもが住みよいまちになればよいという事ではありません。自然も多く、インフラも整っているこの住宅地である箕面市において、大人はもちろん子どもも高齢者も住みよいまちを目指しているのです。

箕面JCでは、私が幼少のころに感じたように、子どもたちに家族の暖かさを感じてもらうことで、その経験が子どもたちの心を豊かにしてくれると考えます。そして、子どもたちが家族と一緒に箕面の魅力をより深く感じた事を、地域の方たちと同じ思い出として共有する事で、より子どもたちの心を豊かに成長させるのだと考えます。

私たちの住む箕面の未来にために、これからの箕面の未来を担う子どもたちが、心を豊かにはぐくむ事の出来る事業をおこなってまいります。

 

まちを変える人の力

 私は箕面市で育ち、暮らし、仕事をしています。あるとき、地元の先輩に進められて箕面JCに入会することになりました。それまでの私は、地域の発展や活性化は行政がおこなうもので、私が少しくらい頑張った所で何も変わらないという考えでした。しかし、箕面JCで活動していくうちに受動的だった自分の考えが変わっていくのを感じました。私たちの日々の活動に対して家族や仕事仲間を通じて沢山の方からの反響の声を聞く事や、青少年健全育成事業では子どもたちのやり遂げる達成感から生まれる強い心を育むことで、成長を感じることができます。そして、同時に大人たちは、子どもたちの笑顔やひた向きさにふれる事で子どもたちの純粋な心を感じ、この子たちの住む箕面をもっとより良いまちにしていかなくてはいけないと確信するのです。

そう、小石が水面に波紋を広げるように、小さな運動でも日々の活動がひとを、まちを変えてゆく力を持っているのだと気づかせてくれたのです。そして、その運動に対する目的や思いとそれを達成するリーダーシップがどれほど大切なのかという事も知ることができました。

 小さな運動といってもやはり人やまちに影響を与えるには、まちづくりに対する思いが必要です。私たち現役会員には、先輩諸兄から引き継いだ箕面に対する熱い思いがあります。その思いが、自分自身の資質をつねに向上させ、そこから生まれる知識や経験を人々に発信し共感してもらえるのだと考えます。
 私たちの運動・活動には、国際青年会議所、日本青年会議所、全国の各地青年会議所、さらに先輩諸兄から引き継いだ知識と経験から、すべての会員が資質の向上を図り、さらに様々な分野においてリーダーとして活躍する事の出来る経験と知識を得る機会があります。そして、その経験を活かし「明るい豊かな社会の実現」のために、ひた向きに行動しつづけるのがJAYCEEなのです

 私たちは、自信に満ち溢れ、箕面に対する熱い思いをもち、箕面の未来のために活躍するJAYCEEの資質の向上をおこなってまいります。

 

大切な仲間

 青年会議所活動で経験や知識を得るときに、もう一つ大事なものを得ることができます。それは、友情です。会員は青年会議所活動を通じて悩みや達成感、時には失敗に対する反省など様々な経験を会員同士で共有します、それらの経験について会員相互で意見し合い次の経験に生かす事で共に成長するのです。また、その過程で生まれる仲間は、忌憚のない意見を言い合い、お互いに切磋琢磨できる仲間となり、会員一人ひとりにとって何物にも代え難い友情という財産となります。

今年の会員数は32名でスタートしますが、本年度は50名の会員数を目指します。箕面JCにとって一人でも多くの仲間と箕面のまちのこと考え運動・活動できることは、箕面の未来にとって何より大きな力になると考えます。

 

国際交流

 私たちの掲げるJC旗にはJCI(Junior Chamber International)のマークがあります。JCが世界約120カ国に展開する組織だからです。

箕面JCは、昨年姉妹JCの香港ペニンシュラ青年商會(省略:ペニンシュラJC)と姉妹締結40周年を迎えることができました。ペニンシュラJCとは姉妹JCとして隔年でお互いの国を訪問し合い会員の交流や親睦を深めるとともに、互いの事業や国の事についての情報を交換しています。また、国際青年会議所活動を通じ世界中の会員との交流をおこなっています。また、募金型自動販売機活動では、寄付金の一部をマラリア撲滅運動のNOTHING BUT NETSキャンペーンに寄付する事で国際社会の中で日本人として私たちにできる活動をおこなっています。

会員が国際的な視点から何ができるかを考える機会をつくり、会員一人ひとりが箕面のまちから近畿、日本、世界へ何ができるか、またその逆も考えグローバルな視点で運動・活動をおこなっています。

そうする事で、会員一人ひとりが固定概念にとらわれない、発想が豊かなグローバルな考え方のできる、会員の成長につながるものと考えます。その成長は、すでに国際化を推進している箕面市においても大きな力になると考えます。

 

公益法人制度改革

 平成18年6月に公益法人制度改革に関する3つの法律が公布され、現存の公益法人は、平成25年11月末日までに、「一般社団法人」か「公益社団法人」への移行をしなければならないことが規定されました。

公益法人認定の法律に「公益の増進及び活力ある社会の実現に資することを目的とする」とあります。箕面JCは46年間、箕面のまちのために「明るい豊かな社会の実現」を目的に公益な事業をおこなってまいりました。

複雑な会計基準の適用など、まだまだ私たちがやらなくてはいけないことは沢山ありますが、箕面青年会議所が日本青年会議所より認証され14年後の1981年12月9日に社団法人格を取得したように、本年度私たちは公益法人制度改革を受けて高い志をもち公益社団法人に移行します。

 

おわりに

 私たち会員一人ひとりは、この箕面市という恵まれた環境で生活し運動・活動できることにまず感謝しています。だからこそ、この箕面のまちを愛し、まちを自分たちの力でもっと魅力的に輝かせたいと心から思えるのです。

箕面JCが、箕面のまちをより輝かせ魅力を引き出すためには、やはり会員一人ひとりが自信に満ち溢れ元気である事が必要だと考えます。会員一人ひとりが、箕面のことを考え能動的に行動することで会員の魅力が溢れ出し、たとえ小さな運動・活動でも箕面のまちにとっての確かな一歩になると考えます。

私は、この箕面の人とまちと未来が希望で満ち溢れ、魅力ある箕面の未来につながる運動・活動を発信していきます。

 

 

「スローガン」魅力あふれる箕面の創造 ~JCが箕面の未来に夢と希望をはぐくむ~

「基本理念」箕面のまちに夢と希望を届けよう

「基本方針」止まることなく前を見て進め!

「行動指針」

    魅力あふれる箕面を創造する事業の実施

    公益法人制度改革による公益法人格取得

    魅力あふれるJAYCEEの資質向上のための定例会の実施

    会員数必達50名

    国際交流における事業展開の検証

    魅力あふれる箕面JCを発信する広報活動

 

社団法人箕面青年会議所

2013年度

理事長 水沼 博